国際安全規格
国際安全規格は、ISO(国際標準化機構)の規格とIEC(国際電気標準会議)の規格が代表的で両者は、協力関係にあり、IEC 規格は、電気電子分野、ISO 規格がその他の分野となっています。これらの規格は、ISO/IECガイド51(Safety aspects –guidelines for their inclusion in standards)に従って、作成されています。
1. 機械、電気、化学、医療など幅広い分野で、統一的な考え方に基づいて、
規格作成を可能にする。
2. 保護対象:人、財産、環境、又はこれらの組合せ
3. この規格の使用対象者:主に、規格を作成する人
第1階層 |
基本安全規格(A規格) 広範囲な製品、プロセス、サービスの分野に対して広範囲に適用する。 一般的な安全側面に関する基本概念、原則、及び要求事項を含む規格。 |
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第2階層 |
グループ安全規格(B規格) 一群の類似の製品分野でプロセス、及びサービスに適用できる安全側面を含む規格。 できる限り基本安全規格と関連させることが望ましい。 |
第3階層 |
製品安全規格(C規格) その製品分野で取り扱う特定の、又は一群の製品でプロセスもしくはサービスの安全側面 を含む規格。できる限り、基本安全規格及びグループ安全規格と関連させることが望ましい |
1ISO/IEC Guide 51
安全側面に関する事項を規格に盛り込む場合の指針について規定した国際基準。
各種安全規格の最上位に位置付けられる。
出典:向殿政男監修第1巻「安全設計の基本概念」第2章Guide 51の精神
規格の種類 | ISO規格(機械系) | IEC規格(電機系) |
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基本安全規格 (タイプA規格) |
ISO 12100 (機械類の安全性) ISO 14121 (リスクアセスメント) |
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グループ安全規格 (タイプB規格) |
ISO 13849 (制御システム安全) ISO 13852 (安全距離規格) ISO 13850 (非常停止規格) など |
IEC 60101-1 (計測・検査機器) IEC 60204-1 (機械の電気機器) IEC 61508 (機能安全) IEC 61000-* (EMC規格) など |
製品安全規格 (タイプC規格) |
個別分野の規格 (工作機械、産業用ロボット、印刷機械など) |